安全保障理事会について
90年に起こった湾岸危機に際し、アメリカが湾岸に軍隊を急派したのは、この集団的自衛権に基づくものと説明されました(90年8月14日のブッシュ大統領発言)。
それでは国連は、そういう集団安全保障の考え方を根底において、平和と安全のために働くべき機関としてどのような制度を設けたのでしょうか。
私たちが取り上げる必要があるのは、安全保障理事会(安保理)、総会と事務総長です。
この順番にしたのは、国際の平和と安全に対して第一義的責任を負うのは安保理であるということ・・・
また、事務総長の役割は、その多くが現実の運用、慣行のなかで、次第に現在あるような形が出来上がってきた面が大きいという考慮に基づいています。
それでは、安保理から説明します。
まずは任務と権限について。
まず、「国際の平和及び安全の維持に関する主要な責任」は「安全保障理事会に負わせる」(第24条1項)ということです。